コロナの影響で外出が制限される前に一人旅を数回しました。
一人旅は独身の頃以来なので、約30年ぶりでした!
若い頃に一人旅をしたのは“強さ”を身につけたかったからかなぁ。強がっていただけかもしれませんが、それでも一人旅ができるようになって、自由に動くことができるようになりました。
そして長い月日を経ての、久しぶりの一人旅はちょっとドキドキでした。
1回目の「京都・奈良」2泊3日の旅の目的は、一つが「坐禅」、もう一つは東大寺の大仏様を拝むことでした。
テレビで坐禅をしているのを見て、ふと『私も京都で坐禅をしよう』と思ったのです。
東大寺の大仏様は、造立についてえがかれた小説を読んで『昔の人たちがこんなに大変な思いをして造立したということをしっかり認識したうえで拝観したい』と思い、行くことを決めました。
その2ヵ月後「新潟」に行くことを決め、新潟には行ったことがなく何の知識も持っていなかったため、旅行会社に行き予約しました。
『海に沈む夕日を撮りたい』ということで、初めてなのでとりあえず人の多い場所が安心と思い、大きそうな施設が近くにある海岸に行くことにしました。家族や恋人、友達同士で来ている人が多く、海近くの大きな駐車場には車がいっぱい停まっていました。そこへタクシーで向かった私の心配事は“帰りのタクシー”です。はたしてタクシーがつかまるのか。つかまらなかったら電話をして呼ぶしかありませんが、知らないところで一人ポツンと立って待つのか…と考えると暗くなる前には帰る準備をしてタクシーをつかまえるか、呼ぶしかない!そう思いながら、海辺で写真を撮りました。
そして旅行会社の方に紹介してもらった「沼垂テラス商店街」。レトロな商店街ということで『モノクロで撮ろう』と思っていました。そこに寄りつつ、駅の方に向かって、見学と試飲のできる酒蔵へ向かうことにしました。
そして2020年3月に2回目の「京都・奈良」に行きました。
これはふと『もう一度行きたい』と思って予約して、コロナの影響で3月中に一時外出が制限されたのですが、それが解除されたので行くことにした、という経緯だったと思います。もちろん心配もありましたが、しっかりマスクをして、前回は夜飲みに出かけましたが、今回はガマンしてホテルの部屋でコンビニで買ったものを食べるなど、可能な限り気をつけて動こうと思いました。
あれから2年半が経過して、マスクはまだはずせませんが、行楽地に人が集まるようになりました。
先日地元の行楽地に行ったとき、そこの名物植物のシーズンということもあり、平日なのに人が多く、県外からの車が多いことと海外の方たちの姿も多いことから『これまでの様子とは違ってきたなぁ』と感じました。
生活が変わって、私としては考え方も生き方も変わったような気がします。
そんな自分が求める“旅”(自由)とは何なのか、これから考えていきたいと思います。